楽天モバイルの圏外頻発対策に色々試してみた

更新日: 2022/05/13 投稿日: 2022/05/12

楽天モバイルを利用し始めてかなり経ちますが、いまだにサービスエリア外(圏外)な場所が多くてつながらなくて困りますね(´・ω・`)
商業施設(特に地下の食品売り場)や病院等の建物の中で圏外になることが非常に多くて、楽天PAYを利用できなかったり、「あの食材まだあったかな?」と家族に確認の電話やLINEでメッセージを送ることができないのが不便ですよね…。
伯母の手術に僕が立ち会うことになった際も、病院内で圏外になって親戚と経過報告をすることができなくてほんとに困りました。

そういうことがあったので、楽天モバイルから他の通信会社にMNPで移ろうかとも考えたのですが、通話料が無料というのが捨てがたく、他の手段を考えて実際にやってみました。

(2022年5月13日追記)

2022年7月1日より楽天モバイルのプランが「Rakuten UN-LIMIT VII」に変更となり、1GB未満の場合0円だったのが廃止されます゚゚゚(゚´ω`゚)゚。ピーー
0~3GBで月額980円(税込1,078円)が最低料金となります。

楽天モバイルが7月から新料金「Rakuten UN-LIMIT VII」、0円なくなり月額980円~2980円、ポイント倍率はアップ(ケータイ Watch)

既存ユーザーも2022年7月1日付けで自動的に新プランに移行されてしまうそうです…(´・ω・`)
2022年7月1日~8月31日の間はデータ使用量が1GB未満の場合は月額料金無料で、2022年9月1日~10月31日の間はデータ使用量が1GB未満の場合はプラン料金相当分のポイントをもらえるそうなのでその2ヶ月間は実質無料ということだそうです。

Rakuten Linkアプリを利用した音声通話に関しては今まで通り無料とのことです。
ポイント倍率も+1倍から+2倍に変更されるそうですが、ちょっとしか買い物しないユーザーにはメリットといえるほどでもないですね。

せめて1GB500円くらいのプラン作ってほしいですよね(´・ω・`)
(追記終わり)

試した方法は2つです。
・iPhoneのようにSIMを複数利用できるスマホで、楽天モバイルとMVNOと呼ばれる格安SIMの2枚挿しにして、楽天モバイルのエリア外を格安SIMでカバーする
・もう1台スマホとSIMを用意して、そのスマホをアクセスポイントにしてテザリングで楽天モバイルのエリア外をカバーする

この2つはそれぞれメリットとデメリットがあって、どちらか1つの方法で完全に解決はできませんでした。
2つの方法を組み合わせればかなりいい線までいきましたが、やる人はほとんどいないんじゃないでしょうか…(´・ω・`)

iPhoneのようにSIMを複数利用できるスマホで、楽天モバイルとMVNOと呼ばれる格安SIMの2枚挿しにして、楽天モバイルのエリア外を格安SIMでカバーする。

AppleのiPhoneやAndroidの一部端末ではSIMが複数利用できるものがあります。
デュアルSIMって言われたりするやつですね。
その機能を利用して、楽天モバイルともうひとつ別の通信会社と契約して、楽天モバイルのエリア外でもデータ通信ができるようになります。

音声通話に関してですが、iPhoneでは楽天モバイルのエリア外でも発信はできるのですが、着信はできないみたいです。
Androidなら発着信ともにできるそうですが、試す環境が手元にないので確認できません。

試してみたデュアルSIMの組み合わせ例

僕はiPhone SE2を使用していているのでiPhone SE2での説明になります。
iPhone SE2でデュアルSIMをする場合はeSIMと物理SIMを用意する必要があります。

iPhone 13シリーズではeSIM2枚でもデュアルSIMを利用できるみたいです。

それとスマホにSIMロックがかかっているとデュアルSIMを利用できないこともあるので、その場合はSIMロック解除が必要になります。

今回は楽天モバイル(主回線)をeSIMに、データ通信用(副回線)は物理SIMにしました。
楽天モバイル回線は物理SIMだったのでeSIMへ契約変更する必要がありましたが、無料ですぐに変更することができました。

副回線の通信会社は月額料金を安くしたかったので、基本月額料金0円(180日間以内にオプション購入の必要あり)のpovo2.0か、日本通信の合理的シンプル290プランを候補として検討しました。

合理的シンプル290プラン(日本通信)

povo2.0(au系列のMVNO)

今回は日本通信の合理的シンプル290プランを副回線としました。
僕が申し込んだ時点では、日本通信はeSIMを取り扱っていなかったのですが、現在ではeSIMも取り扱っているので、主回線の楽天モバイルを物理SIMにすることも可能です。

日本通信の合理的シンプル290プランは、月額290円(税込)で1GBの高速データ通信ができます。
もっと使いたい場合は、1GBごとに220円(税込)で追加購入することができます。
月のデータ使用量の上限を設定することもできるので、うっかり使いすぎる心配もありませんよ☆(ゝω・)vキャピ

月に2GB使った場合は290円+220円=510円(税込)
月に3GB使った場合は730円(税込)
月に4GB使った場合でも950円(税込)と、楽天モバイルの3GBで1,078円(税込)より安くなります!Σ(・∀・;)
しかも楽天モバイルはデータ使用量が1GBを超えた途端に0円から1,078円(税込)になりますから、1GBじゃちょっと足りないって方のおサイフにも優しいです(*´ω`*)

※上記料金の他に、楽天モバイル・日本通信ともにユニバーサルサービス料2円が毎月それぞれ必要となります。

肝心のエリアはドコモ回線を利用しているのでドコモと同じエリアですし、通信速度も遅いと感じたことは今のところほとんどありません。

デメリットというか注意点としては、データを使い切ってしまうと低速での通信もできなくなるので、データを追加したいと思っても日本通信のサイトを開けません…(´・ω・`)
その場合は、楽天モバイル回線に切り替えてからデータを追加購入するか(楽天モバイルのエリア外だとそれもできませんが…)、締め日まで数日なら楽天モバイルでやり過ごすか等の対策が必要となります。

povo2.0の料金プランは月額0円でも低速ですが128kbpsでデータ通信ができます。
そこにトッピングという形でデータ通信量を購入すると高速データ通信ができるようになります。
音声通話はトッピングを購入しなくても、30秒あたり22円でかけられますし、かけ放題のオプションも2種類あります。
楽天モバイル回線があれば、使うことはなさそうですが…。

データのオプションは、データ使い放題(24時間)で330円(税込)、
データ追加1GB(7日間)で390円(税込)、
データ追加3GB(30日間)で990円(税込)等があります。

データ通信量3GBの場合だと、楽天モバイルよりも少し安くなりますが、日本通信に比べるとpovo2.0は割高になりますね。
でも、povo2.0は時々データ通信量をプレゼントしてくれることがあって、だいたい300MBだったりしますが、この前のゴールデンウィークにはデータ使い放題(24時間)をプレゼントしてくれましたΣ(゚∀゚ノ)ノキャー

他にも対象のお店でau PAYで支払うとデータ通信量をもらえる『ギガ活』というサービスもあります。
楽天モバイルの1GBで十分だけどエリア外が多いのだけが困りものって方にはpovo2.0の『ギガ活』を併用するのもありですね(๑•̀ㅂ•́)و✧

ギガ活|基本料ゼロから始めるau回線のスマホプラン【公式】povo2.0

もう1台スマホとSIMを用意して、そのスマホをアクセスポイントにしてテザリングで楽天モバイルのエリア外をカバーする

もう1つは、もう1台スマホ(サブ端末)とSIMを用意して、そのサブ端末をアクセスポイントにしてWi-Fiで通信を行う方法です。
この場合は、メイン端末のデータ通信も楽天モバイルのRakuten Linkアプリを使用した音声通話も問題なく使用できます。

デメリットとしてはスマホを2台持ち歩く必要があることと、アクセスポイントにするサブ端末の電池の減りが早いことです。

もしくはポケットWi-Fiを利用するかですが、端末代金も月額料金もそこそこかかるんじゃないかと思います。

iPhoneをアクセスポイントにする場合は、サブ端末のインターネット共有を有効にして、メイン端末で『Wi-Fi』からサブ端末へのアクセスを設定します。
メイン端末もサブ端末もiPhone同士なら、『ファミリー共有』の設定をしておけばパスワードを入力する必要もありませんし、他人のスマホのWi-Fi一覧に自分のiPhoneが接続先の候補として表示されることもないみたいです。

iPhoneでファミリー共有を設定する

Andoroidでの設定方法は、以下のページに詳しく記載してますので、よければご参考にしてください。
Androidを親機、iPhoneを子機としてテザリングする方法

試してみたもう1台スマホとSIMを用意してのテザリング組み合わせ例

こちらはサブ端末にpovo2.0を使用してみました。
povo2.0も物理SIM・eSIMどちらも選べます。
サブ端末にはSIM1枚だけなのでどちらでもいいんですが、eSIMのほうが手続きが早いのでeSIMにしました。

なぜこちらはpovo2.0にしたかというと、データトッピングを購入しなくても月額料金0円でも128kbpsでデータ通信ができるんです。
その128kbpsしか出ない状態でテザリングしてみたところ、メイン端末の楽天モバイルのRakuten Linkでばっちり音声通話ができました(๑•̀ㅂ•́)و✧

メイン端末の楽天モバイルのデータ通信量を1GB以内で月額0円、楽天モバイルの通話圏外対策にpovo2.0で月額0円と月額の通信量を0円にすることも可能ですねΣ(・∀・;)
povo2.0は180日間以内になにかしらのオプション購入の必要があるので完全に0円にすることはできませんが…

2022年7月1日より楽天モバイルのプランが「Rakuten UN-LIMIT VII」に変更となり、1GB未満の場合0円だったのが廃止されます゚゚゚(゚´ω`゚)゚。ピーー
0~3GBで月額980円(税込1,078円)が最低料金となります。

ということで、上記2つの方法を組み合わせれば楽天モバイルの圏外が多くてもお安く対応することが可能です。
そこまでやろうと思う人がどれだけいるのかはわかりませんが…。

僕は楽天モバイルと日本通信の合理的シンプル290プランのデュアルSIMで利用していまして、データ通信に関しては今のところ特に問題ないです。

音声通話に関してはiPhoneだと着信できない場所がありますが普段は特に困らないし、どうしても電話待ちが必要な場合はpovo2.0を挿したサブ端末をアクセスポイントにしてテザリングしてます。

povo2.0なくてもいいかなと思ったのですが、DAZNが7日間で760円(税込)でDAZNを観るためのデータ通信量込で視聴できるんですよね。
DAZNは大幅に値上がりしたし、時々見たいものがない週もあったりするので細かく契約できるし、今まで外出先でスマホで観ようと思ったらデータ通信量もかなりかかっちゃうじゃないですか(´・ω・`)
それを考えたらDAZN使い放題パック(7日間)はおトクだなーと思ってpovo2.0を契約してます(・∀・)

180日間以内になにかしらのオプション購入の条件もクリアできますし、僕にとっては今のところこれがベターかなと思っています。