DTMするならノートかデスクトップか、本気で迷った僕が“ドスパラ GALLERIA DL9R-IG-C4A”を選んだ理由
更新日: 2025/08/04 投稿日: 2025/08/04
DTM(デスクトップミュージック)をちまちまと始めてまだまだ初心者と呼ぶのもおこがましいレベルの僕ですが、古い非力なパソコンではDAWやNative InstrumentsのKomplete KontrolやVSTの読み込みに時間がめちゃくちゃかかったり、iZotopeのOzoneやXfer RecordsのSerumを使うとCPUを使いきってまともに再生されなくて思い切って買い替えることにしました。
まず「デスクトップとノート、どちらにするか?」とすごく迷いました。
でも、いろいろ考えた末に選んだのがドスパラの“GALLERIA DL9R-IG-C4A”というノートパソコン。なぜそれに決めたのか、そして実際に使ってみてどうだったのか書いてみます。
ノートPCとデスクトップかで悩んだ理由
希望だったり悩んだ点についてまとめてみました。
- DTM専用ではなくて、一般的な用途でも使いたい。
- すでにノートパソコンとデスクトップパソコンを持っていて、データの管理や同じ環境を揃えるのが大変。
- ライフスタイルの変化で、家の中でも時間帯によってPC作業する場所を変更する必要があったのでノートパソコンにしたい。
- 大きい画面で作業もしたい時がある。
- ノートパソコンの性能でDTMができるのか?
- どのくらいのスペックがあればいいのか?(特にCPU)もよくわからなかった。
- ノートパソコンだとバッテリーを劣化させる過放電・過充電を気にしないといけない。
- グラフィックボード・ビデオカードはなくても大丈夫なのか?
他にSSDの容量は2TB、メモリは32GB以上が希望でした。
【決め手】ノートパソコンのGALLERIA DL9R-IG-C4Aを選んだ理由
ノートパソコンにした理由
- ノートパソコンのCPUでもDTMやれそうだった。
- 今使っているデスクトップ用のディスプレイとHDMIケーブルで繋げば、デュアルディスプレイ(デュアルモニター)環境も構築できるのでデスクトップパソコンにこだわる必要はない。
- ゲームや本格的な動画編集をしないので、グラフィックボード・ビデオカードは必要なく、内蔵GPUで十分そうだった。
ドスパラのGALLERIA DL9R-IG-C4Aを選んだ理由
- 顔認証(Windows Hello対応 / IRカメラ搭載)でログインができる。
- そもそもCPUが違うので公平な比較になりませんが、比較していた他社製よりバッテリーが長持ちだった。
- スペックのカスタマイズの自由度が高かった。
- 下取りサービスで3000円オフになった。(https://www.dospara.co.jp/5info/cts_shitadori.html)
- キャンペーン対象の「夏のボーナス先取りモデル」だったので通常の購入ポイントと別に8000ポイントもらえる。
- カスタマイズ構成を一時保存すると、300円オフクーポンをもらえました。
CPUの性能についてはドスパラプラスの「CPUの性能比較表|2025年最新版」がデスクトップもノートパソコンについてもまとまっていて、とても参考になりました。
GALLERIA DL9R-IG-C4A スペック一覧(カスタマイズ後)
僕が購入したのは「夏のボーナス先取りモデル」で搭載メモリが最初から64GBでした。
ですのでカスタマイズしたのはOSを「Windows 11 PRO」にして、SSDを2TBに変更しました。
項目 | 詳細内容 |
---|---|
💠 OS | Windows 11 PRO(カスタマイズ) |
🧠 CPU | AMD Ryzen AI 9 HX 370(12コア / 24スレッド / 最大5.1GHz) |
🎨 GPU | AMD Radeon 890M(内蔵GPU) |
🧠 NPU | Ryzen AI搭載(最大50 TOPS) |
🧵 メモリ | 64GB DDR5-5600(32GB×2) |
💾 ストレージ | 2TB Gen4 NVMe SSD(カスタマイズ) |
🖥 ディスプレイ | 14インチ QWXGA+(2880×1800) ノングレア 120Hz sRGBカバー率95% |
🔌 インターフェース | USB3.2 Gen1 Type-A ×1 USB3.2 Gen2 Type-A ×1(Powered USB port) USB3.2 Gen2 Type-C ×1(映像出力非対応/45-100W Type C アダプター対応) USB4 Gen3 Type-C ×1(DP2.1対応/45-100W Type C アダプター対応) HDMI2.0 ×1 1GbE LANポート microSDカードリーダー(SD/SDHC/SDXC、UHS-I対応) 音声入出力端子 |
🔋 バッテリー | 最大約14時間(アイドル時) / 約8.2時間(動画再生時) |
⚖ サイズ・重量 | 約317×235×20mm / 約1.5kg |
🔈 サウンド | ステレオスピーカー / デュアルマイク |
🔐 認証機能 | 顔認証(Windows Hello対応 / IRカメラ搭載) |
🌈 キーボード | 日本語配列 / バックライト付き / かな印字あり |
【レビュー】実際に使ってみた感想
- 液晶ディスプレイは旧ノートパソコンより階調が細かく表現されていてキレイ。
- スピーカーの音はあまり良くないので、DTMするならモニタースピーカーやモニターイヤフォンは必要。
- タッチパッドの触り心地がツルツルしててとても気持ちがいい。
- USB端子は欲を言えば、あと1つは欲しかった。microSDカードリーダーはいらない気がする…
- IRカメラの顔認証でのログインは少し遅い(旧ノートPCの指紋認証と比べると時間がかかる)。
なかなかの優れもの「GALLERIA Control Center」アプリ

メモリやCPUの使用量、ファンの状態等がわかります。
CPUのモードも「パフォーマンス」、「エンターテイメント」、「静音」と切り替えられます。
タッチパッドやカメラをオフにしたり等もできます。

LEDキーボードはあまり設定できる部分はないです。

ノートパソコンだとバッテリーを劣化させる過放電・過充電が気になる点だったのですが、「GALLERIA Control Center」というアプリがインストールされていて「Flexi Charger」という機能があります。
これが優れものでACアダプターを繋ぎっぱなしにしてても充電量が70%以下になると充電を開始して、80%になると充電を停止してくれるのです!
USBケーブルでのパワーデリバリーでも同様に機能してくれました。
自宅であれば充電量が80%あれば特に問題ないですし、自分でカスタマイズも可能です。
100%まで充電させることももちろん設定できます。
充電し過ぎてバッテリーをヘタらせてしまうということはないのでとても安心です。
CPU「AMD Ryzen AI 9 HX 370」はDTMも快適!
DTMに関してはまだあまり触れていない状態ですが、「AMD Ryzen AI 9 HX 370」でもシンセのSERUM2がCPU使い切ってブチブチと音が途切れていたので「ノートパソコンにしたのは失敗だったかあ…」としょんぼりしました。
その後、SERUM2のアップデートで不具合が改善され、ちゃんと音が出るようになりました。
とはいえ、プリセットによってはなかなかのCPU消費っぷりですが…。
DTM初心者の僕には十分なスペックでした。
それと、Power DeliveryによるUSB端子での充電中はCPUが安定しないことがあるらしく、SERUM2を使うとブチブチとまともに再生されませんでした。
DTMする時は、ACアダプターで充電するか、バッテリー駆動にしたほうがよさそうです。
まとめ
ドスパラでの購入を考えている方は割引クーポンがネットにあったりするので、購入前に「ドスパラ 割引クーポン」で検索してみてください。
僕は購入した後でそういうクーポンがあると知りました…(´・ω・`)
GALLERIA DL9R-IG-C4Aの値段はカスタマイズをしたので24万円近くしましたが、デスクトップパソコンとノートパソコンの両方を買い換えることを考えるとそれほど高くないのかなと思いました。
14インチのディスプレイとキーボードもついてきますしね。
新しいパソコンへのデータを移したり環境を整える作業も、ノートパソコン1台に集約すれば一度で済むのでその点でもよかったです。
買ってよかったと満足度の高いノートパソコンでした。
カテゴリー:PC・パソコン